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『伊豆×東京』2つのまちで働く

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『伊豆×東京』2つのまちで働く

中小企業診断士」の名刺を片手に、経営コンサルタントとして地元の伊豆と東京で精力的に働く仲原真澄さん。
修善寺温泉街の活性化に取り組むNPO法人コトコト企画室の中心メンバーとしても活躍されています。そんな仲原さんにお昼を食べながら、2つの拠点で働く「デュアルワーク」実践者としての話を聞いてみました。

■ゆとりのある伊豆、チャンスのある東京

–地元の伊豆と東京では、どんなバランスで仕事をしているんですか?

仲原さん だいたい「週4日ぐらい東京で働き、残りは伊豆で」という感じです(※)。東京では、中小企業の支援機関で企業マッチングの専門家として活動したり、中小企業者への経営支援などをしています。地元では、地域の事業者さんの経営相談に乗ったり、創業したい人のビジネスプランへのアドバイスをしたりと幅広く活動していますね。

※現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、一部業務はテレワークへ移行しています。

–「2拠点で働く」と聞くと、あこがれを感じますが、実際に伊豆と東京で働く良さってどんなところですか?

仲原さん 地元の自然を楽しむ生活を優先しながら、働けることですね。子育てをするには、やはり東京よりも伊豆のほうが、土地も広く、生活にゆとりがあります。地元の『修善寺温泉』にもゆっくり入れることですね(笑)

あと、実は1つのところで働くのが苦手なんです(苦笑)診断士の仕事のように、いろいろな場所で、仕事を掛け持ちしながら働くのは「自分に合っているな」と思います。東京には伊豆よりも仕事のチャンスが多く、チャレンジできる機会が多いのがいいですね。

–2拠点で働くことの大変さはありますか? 移動はやはり大変ですか?

仲原さん 通勤は2時間ぐらいですが、新幹線は座っているので、調べ物をしたり、知識をインプットする時間に使えます。Wifiや電源も使えるので快適です。満員電車に揺られる通勤よりは楽だと思いますよ(笑)
ただ、私の場合は、子どもが小さいので、地元に遅くまで預かってくれる保育園とかがないのが厳しいですね。親の協力がないと、正直やっていけないです。独身の人であれば、伊豆から通勤して、普通に東京で仕事ができると思いますよ。

■ 東京で得たノウハウを伊豆にフィードバック

–今後も2拠点で働き続ける予定ですか?

仲原さん 東京で働くといろいろと刺激を受けます。東京で得たノウハウや知識を、地元の企業の支援にフィードバックできるのがいいですね。
それでも、将来は地元中心で働きたい気持ちはあります。中小企業診断士になったのも、地域や地元の企業を支援したいと強く想っていたので、地元の人たちから頼られる存在になりたいですね。

–2拠点で働くことに向いている人ってどんな人だと思いますか?

仲原さん そうですね・・。パワーとモチベーションがある人でしょうか。自分の場合は、「子どもを伊豆のような自然豊かな環境で育てたい」という想いと「伊豆の事業者や地域を支援したい」という想いが、モチベーションになっていますね。
伊豆でより良い仕事をするためにも、東京で受ける刺激は、大切にしたいと思っています。

終始にこやかに話す仲原さん。「伊豆への地元愛」と「中小企業診断士として地域の事業者を支援したい」というアツい想いが節々で伝わってきました。
ランチタイムの時間にさらりと聞くには、もったいないテーマでした。

東京には東京の、地方には地方にしかない良さがあって、いずれも一長一短。都市か地方かの選択になると、東京での生活は通勤電車地獄を受け入れなければならないし、地方の生活を選ぶと、チャレンジングなキャリアをあきらめるようなことも出てきます。

そんなトレードオフの関係にある都市と地方の関係も、気持ちの持ち方や、やり方次第で「東京か地方かの二者択一」にはならないことを感じました。特にコロナ禍でのテレワークの推奨やテクノロジーの進化も今後、2拠点での働き方を後押しすることになりそうな気がします。

2拠点で働くことは、特別な働き方ではなく「自分らしく働く」選択肢の一つになる時代ですね。

まえだかつ

伊豆半島にあこがれる旅好きの方向音痴。旅先ではレンタサイクルでまちを走り回る。旅の書は「深夜特急」。伊豆で暮らし、働く人たちの魅力を発信します。傾聴と問いかけを大切にしたいシニア産業カウンセラー

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