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子どもが”子どもらしく”育つまち

伊豆市

子どもが”子どもらしく”育つまち

移住して3か月ながら、修善寺温泉街のまちにすっかり溶け込んでいる中山さん家族。インタビューのときには、家に近所の子どもが遊びに来ていました。
元気あふれる2人の男の子を育てながら、自身のキャリアも着実に歩み続ける中山さんに「修善寺の暮らし」を伺いました。

–どのように移住先を選ばれたんですか

上海に住んでいましたが、新型コロナの感染拡大があったので、2020年初めに日本に帰国。最初は裾野市の実家で過ごしていたんですが、いつまでも一緒に住むわけにもいかないと思い、住む場所を探し始めたんです。二人の子供は、上海では現地の学校に通っていたので日本語は話せても書くのが苦手。少人数の生徒数で、しっかり見てくれそうな学校を探しました。新型コロナの影響もあって、地域の学校によっては、新規の転校生の受け入れを断られることもあったんですが、伊豆市は、移住者の受け入れに積極的で、9izu(伊豆市若者交流施設)さんや市役所がすぐに動いてくれました。修善寺小学校は、全校生徒が80名ぐらい。子どもと一緒に見学させてもらい、子どもたちも気に入ったので、そこから住む場所を決めました(笑)

–子どもの通う学校が最優先だったんですね。地域にこだわりはあったんですか

これまで上海のまちなかに住んでいたので、日本では自然の多い場所に住みたいと思っていました。子どもたちは、昆虫や生き物が大好き。特に川で魚を捕まえるのが好きだったので、近くに川があってほしかった。川も近く、自然あふれる修善寺のまちは申し分なかったですね。

–上海での生活と修善寺での生活では変わりましたか

上海では、現地の学校に通っていたんですが、子どもは勉強漬け。夜11時まで宿題をして、終わらなければ翌朝、起きて勉強を続ける。上海の生活は、勉強に追われる子どもたちも大変ですが、面倒をみる親も大変でした(笑)
日本に来てから、子供は勉強に費やす時間よりも、身体を動かす時間のほうが長くなりました。今は毎日、サッカーに、レスリングに夢中です。子どもたちは「ここの暮らしは天国」と話すぐらい、ストレスなく楽しく過ごしています。自分が子供のとき、勉強漬けの生活はしていなかったので、修善寺の暮らしは「子どもが子供らしく過ごせているかな」と安心してみています。

–子育ての環境は気に入られているんですね

子育てや生活面で、今のところ何の不自由さも感じないですね。事情があって帰宅が遅れるときは、子どもを大家さんにあずけて面倒をみてもらったり、近所のおじさんたちが話し相手になってくれたり。近所の人たちも面倒見が良くてあたたかい人が多いです。子どもたちが学校からの帰宅途中、近所に寄り道して、なかなか帰ってこないこともあります(笑)

–今は子育て中心の生活とお聞きしていますが、これまでは、どのような仕事をされてきたんですか

映像制作です。最初は、日本で映画やテレビ番組を作っていたんですが、中国の映画が好きで、その後は上海で働いていました。当時、中国には何のツテもなく、中国語もほとんど話せなかったんですが、たまたまデザインの仕事を見つけたんです。その後は、希望していた映像の仕事に移り、日系企業の美容イベントのオープニング映像とかを作っていました。中国に住み、現地のことがわかる日本人女性が少なかったのはラッキーでした。

–修善寺ではどのような仕事をしているんですか

今は在宅で、中国から編集の仕事を中心に受けています。最近では、インターネットのCMづくり。編集の仕事は、ネット環境が整い、パソコンがあればどこでもできます。台本作りから編集まで一貫して受けることも多いです。
実はけっこう頑固な性格。もともと根暗で(笑)一人でコツコツやるのが好き。本来なら役割分担をして、編集を任せたりしてもいいんですが、自分のこだわりも強いので、一括して引き受けることも多いです。映像もデザインの仕事も、失敗をしながら独学で学んできた感じですね。

今は、子育てが優先なので、子どもが学校に行っている間が仕事の時間。時間との戦いです(笑)そんなに仕事を受けなきゃいいんですけど、頼まれると、次もやりたくなる。今後は動画制作を増やしたり、中国からの仕事だけでなく、日本の仕事もしたいですね。

–最後に、修善寺の暮らしの魅力を教えてください

子育てをするには、何の心配もいらない。大家さんや近所の人たちは、頼りになりますし、人とのつながりを感じます。「1人なんだけど、一人じゃない」誰かがフォローしてくれる安心感は大きいですね。
主人は今でも中国で働いているので、学校の卒業のタイミングを見て中国に戻ることも考えていますが・・細かいことはこれから。子どもたちは、今の修善寺の暮らしが気に入っていて「中国には戻りたくない」と話すこともあります(笑)
日本では、子どもたちの好きなような暮らしをさせてあげたいと思っています。

終わりに

「子どもが”子どもらしく”過ごせる時間を大切にしたい」と話す中山さん。
この「子どもらしく」には、子どもたちが、大好きな自然のなかで、好きなことに伸び伸びとチャレンジできる、といったニュアンスを感じました。

中山さん自身も子育てをしながらも、クリエイティブな映像の仕事を続けています。場所に縛られず、暮らしを楽しみながら、自分らしい働き方を実践されている印象を受けました。

移住した修善寺の温泉場で、家族の時間を大切にするステキな暮らしを聞かせていただきました。

まえだかつ

伊豆半島にあこがれる旅好きの方向音痴。旅先ではレンタサイクルでまちを走り回る。旅の書は「深夜特急」。伊豆で暮らし、働く人たちの魅力を発信します。傾聴と問いかけを大切にしたいシニア産業カウンセラー

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