熱海市

食宅を囲む、しあわせな時間 あをきのひもの本店

熱海市

 本サイトの編集長から干物の詰め合わせが届いた。キンメダイ、サバ、サンマ、イカが入った海の幸の宝石箱だ。宝箱を開けて、調理時間約10分程度で食宅に伊豆の恵みが並んだ。今夜の食事は調理の時短を可能にし、食卓を囲む、しあわせな時間を頂戴した。届けているのは、あをきのひもの本店が開発した電子レンジでチン!シリーズという商品だ。どれどれ、「あをきのひもの」で検索。 https://www.aoki-himono.co.jp/

目次

1.あをきのひもの本店「歴史」

2. あをきのひもの本店「中小企業診断士の目でチェック」 

3.あをきのひもの本店は「朝ごはんは干物」という文化を承継

  • 1.あをきのひもの本店「歴史」

 ホームページには慶應二年創業の干物専門店と書かれている。慶應二年(1866年)とは、 この時代、京都で坂本龍馬の仲介で西郷隆盛・小松帯刀と桂小五郎が会談し薩長同盟の成立した年である。幕末の激動な時代に創業したようだ。歴史をみると、文明開化の頃、熱海に訪れた伊藤博文候、大久保利通候の話し相手を勤めていたのが、初代青木久蔵から引き継いだ二代目青木敬次郎だという。夕食に獲れたての魚の生干しをお勧め申し上げたところ大層好評を博し、「あをきのひもの」の名は華族や名士達の間に広まったそうだ。依頼、その味と伝統は、三代目青木繁男の手にも引き継がれ、五代目の現在も変わらぬ味を守り続けている。

  • 2. あをきのひもの本店「中小企業診断士の目でチェック!」

 中小企業診断士は、企業を診断する際にはバリュー・チェーン(=価値連鎖)というビジネスのフレームワークを活用する。バリュー・チェーンとは、1985年に経営学の大家とも言えるマイケル・E・ポーターがその著書『競争優位の戦略』の中で提唱したのが始まりである。

 『事業を主活動と支援活動に分類し、どの工程で付加価値(バリュー)を出しているかという分析するためのフレームワーク』である。主活動とは製造や販売など「製品が顧客に到達するまでの流れと直接関係する活動」で、支援活動とは技術開発や人事などの「主活動を支える活動」を指す。

 中小企業診断士としては、あをきのひもの本店によるバリュー・チェーン(=価値連鎖)を分析しながら、干物の魅力に迫りたい。

①主活動:あをきのひもの本店には、三つのこだわりがあることを紹介したい。これがバリュー・チェーン(=価値連鎖)では主活動にあたる。これらのこだわりが干物の価値を高めている。

一、素材へのこだわり

あをきのひもの本店では、干物は保存食ではなく生鮮食品という考え方から、新鮮な魚を厳選しております。

二、製法へのこだわり

岩塩と水だけを用い、塩分濃度を抑えた薄塩の汁で長めに漬け込みます。

保存料や添加物を一切使用せず、季節や素材に合わせて塩加減や干す時間を調整する昔ながらの製法で、伝統の味を守り続けております。

三、おもてなしのこころ

お客様に常に最高の品質のひものをご提供するため、素材の選択から加工、販売まで、すべての作業に携わる職人、店員が心をこめて作業を行っております。

②支援活動:電子レンジでチン!シリーズの技術開発。主活動を支える活動が欠かせない。

 コロナ禍で「おうち時間」が増えた。家庭での調理の時短が重要なキーワードになっている。このニーズを捉えた、電子レンジでチン!シリーズは、おうちで干物を手軽に食卓に並ぶことができる画期的な商品である。これは、あをきのひもの本店の専務取締役である青木繁明氏の想いが身を結んだと思われる。ホームページでは「伝統と歴史にあぐらをかくことなく皆様により一層喜んでいただけるようオリジナリティあふれる商品の開発に励んでまいります。」というメッセージで読み取れる。

 この商品開発は、干物を職人技で焼き上げ、真空パックにする工程を加えることである。この結果、食卓では時短で美味しい干物を味わうことができ、しあわせな時間が生まれる。筆者も、しあわせな時間を満喫した。

③百貨店の実店舗に加えて、EC販売での販路開拓

 取り扱い店舗は、熱海銀座通り本店に加えて、ラスカ熱海駅店、高島屋日本橋店、大阪高島屋などの百貨店である。日本橋高島屋S.C.では、地下1階の食料品フロアの一角に出店している。冷蔵ケースが2つあり、通常の干物と「電子レンジでチン!シリーズ」に分かれる。販売員さんに尋ねると、平日は年配の主婦層が通常の干物を購入していく。しかし、土日になると、若い人たちが「電子レンジでチン!シリーズ」を購入するそうだ。最近までは入荷が無かったが、ようやく入荷するようになったと言うヒット商品だ。お値段は通常の干物に比べて倍の値がつく。家庭での調理の時短を求める顧客層に価値が認められたということだろう。

 あをきのひもの本店のホームページにはECサイトがあり、インターネットからの購入が可能である。注文から3日以内の発送が可能であり、購入者は希望日時を選択することもできる。また、会員登録すると、メルマガが届くようになる。旬の魚を知ることができ、季節感を感じられる。思わず、ECサイトで商品をクリック・・・。

▼2021年11月7日に届いたメルマガ

  • 3.あをきのひもの本店は「朝ごはんは干物」という文化を承継

 最後に、店主メッセージはバリュー・チェーン(=価値連鎖)の源泉である。特に「あをきのひもの本店」が届けたいのは、食卓を囲む、しあわせな時間。という一文である。食卓が、もっとしあわせになりますように。と願う気持ちが価値を生む。

 「承継」とは「前の代からのものとして精神、身分、仕事、事業を受け継ぐ」という意味がある。一方で「継承」には「前の代のものとして財産、権利といったものを受け継ぐ」という意味がある。あをきのひもの本店は、「朝ごはんは干物」という文化を代々承継してきたのだろう。だからこそ慶應二年から現代まで事業が継続したと考える。

 編集長からの海の幸の宝箱を開けことから、干物の魅力とビジネスを学ぶことがきでた。食欲と読書の秋は干物が欠かせない。編集長としあわせな時間を届けてくれた「あをきのひもの本店」に感謝!

さて、明日の朝は、しあわせな時間を迎えよう。チーン♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました